先輩奨学生の声


ほかの奨学金とどう違うの?給付が決定してからの過ごし方は?
応募前に気になるポイントを、ひと足先に奨学生となった先輩たちに聞いてみました。
ぜひ参考にしてみてください。
Voice 01この奨学金の一番の魅力は、
「人との出会い」でした。
福山 彰大さん(日本/ふくやましょうた)
大学のホームページをきっかけに、市原国際奨学財団の存在を知りました。「返済の必要がない給付型奨学金」という点に魅力を感じて応募しましたが、選考があるので「本当に自分が選ばれるのだろうか」という不安もありました。そのぶん、合格通知を受け取ったときは、本当に嬉しかったことを今でも覚えています。でも、そのときはまだ、この財団での出会いが自分の大学生活をここまで豊かにしてくれるとは思っていませんでした。

私は普段、AIや脳科学を研究しています。普段は同じ分野を学ぶ学生と過ごすことが多く、自然と視野もその世界に限られていました。しかし、この財団には工学だけでなく、教育学や医学、文学など、さまざまな分野の学生が集まります。さらに、日本人だけでなく留学生も多く、それぞれが違う夢や価値観を持っているため、自分の視野の広がりを感じます。
財団が企画してくれる交流会では、一緒に文化体験をしたり、食事をするなかで自然と会話が生まれます。はじめは緊張しましたが、そこで出会った韓国からの留学生と親しくなり、ゲームをしたり花見に出かけたりと、交流会以外でも一緒に過ごすほどの仲になりました。
特に印象に残っているのは、静岡で交流会が行われたときのこと。自由時間に「観覧車に乗ろう」と誘ってもらい、限られた時間の中で一緒に乗ったことは、今でも忘れられない思い出です。イベント後もSNSでつながり、お互いの近況を報告し合える関係が続いています。
また、この財団ではお茶体験や地域文化に触れるイベントなど、日本人の私でも普段は経験できない活動も多く「こんな世界があったんだ」という発見がいっぱい。そう、この財団の魅力は奨学金だけではありません。大学生活では出会えない仲間と出会い、自分とは違う価値観に触れ、世界を大きく広げられる機会があります。研究だけでは得られなかった学びや刺激があり、「もっと頑張ろう」と思える仲間ができたことは私にとって大きな財産です。

応募を考えているみなさん、最初は不安かもしれません。私もそうでした。でも、一歩踏み出して参加すれば、きっと大学生活をより豊かにしてくれる仲間や経験に出会えると思います。せっかく奨学金に応募するなら、お金だけでなく、それ以上のものが得られる選択をしてみてください。
Voice 02何より嬉しいのは、
日本にも居場所ができたことです。
クマガイアヤカさん(タイ)
大学の留学生向けサポート団体から紹介していただき、市原国際奨学財団の存在を知りました。応募の決め手になったのは、やはり返済の必要がない「給付型」であるということ。一方でほかの奨学生との交流会があることも知っていたので、正直にいうと、選考に通過したときは嬉しい気持ちと同じくらい不安でいっぱいでした。うまく交流できるか心配だったからです。
でも、その不安はすぐに解消されました。交流会ではゲームやグループワークなどを通してほかの奨学生たちと自然と会話が生まれ、少しずつ打ち解けていける工夫がされていて、とても和やかな雰囲気が流れていたからです。大学では日本人学生と同じ授業を受けてもゆっくり話す機会は意外と少なく、アルバイト先でも仕事が中心。ほかの学生たちとじっくり交流できる機会は、私にとってはとても貴重なものでした。

特に印象に残っているのは、「Ito(イト)」というカードゲームで交流したときのことです。1〜100の数字カードが配られ、「人気のある食べ物」などのお題に沿って自分の数字の大きさを「例え」で表現し合い、全員で小さい順に並べるというもの。同じテーマでも人によって答えが違い、「そんな考え方もあるんだ」と驚くことがたくさんありました。国や文化の違いはもちろん、一人ひとりが違う考え方を持っていることをあらためて知って、とても新鮮でした。
最近では「うどん打ち体験」も忘れられません。日本に来て4年になりますが、普通に過ごしていると自分でうどんを作ることなんてないですよね。みんなで協力しながら作り、一緒に食べた時間はとても楽しく、自然と距離が縮まったように感じました。
また、この財団は勉強やアルバイトと無理なく両立できることも魅力です。活動は定期的にありますが、すべて無償で参加できるため負担がありません。だからこそ安心して参加でき、長く続けることができています。
いま振り返ると、この財団で得たものは、人とのつながり。日本人の友人や留学生の仲間ができ、日本にいても「ひとりではない」と思える場所ができたことが、何より嬉しいです。

いま奨学金の応募を検討している方へ。人とのつながりを求めているなら、ぜひ応募していただくことをお勧めします。そして、この財団でしか得られない時間を、ぜひ思いきり楽しんでください。
Voice 03自分を大きく成長させてくれた、
多様な価値観とのふれあい。
玄田 有祐美さん(日本/げんだあゆみ)
学業に専念するためにも、市原国際奨学財団の奨学金が「給付型」であることはとても魅力でした。合格したときは、もちろん嬉しかったです。しかし、4年間活動してきて思うのは、この財団でいただいた一番大きなものは「出会い」だったということです。

私はいま薬学部で学んでいるのですが、大学のなかにいるだけだと、どうしても似たような価値観のなかで過ごすことになります。しかし、この財団では大学や学部、そして国籍を超えた仲間たちと交流ができます。自分にはなかった視点や考え方に触れられることが、大学生活を送るなかでとても刺激になっています。
特に印象に残っているのは、財団が企画してくれた討論会です。就職活動や各国の文化、結婚観など、ひとつのテーマについてみんなで話し合ったのですが、同じ質問でも国や育った環境によって考え方が大きく違い、「そんな見方もあるんだ」と何度も驚かされました。
例えば、留学生が日本で就職活動をするなかで「本音」と「建前」の文化に苦労しているという話はとても印象に残っています。日本人であれば相手の表情や空気を読んで、言葉の真意を汲み取ったりしますよね。しかし、そのあたりまえは留学生にとっては、あたりまえじゃないんです。それでも前向きに努力し、自分の夢を実現しようとしている姿を見てとても励まされ、「私ももっと頑張ろう」と決意を新たにしたことを覚えています。
また、交流会ではある留学生が積極的に話しかけてくれる姿にも刺激を受けました。私はどちらかというと慎重な性格ですが、その姿を目の当たりにして自分から一歩踏み出す大切さを学ぶことができました。
卒業後も奨学生とのつながりは続きます。先日も大学の実習で病院に訪れた際、この財団で出会った先輩と思わぬ再会を果たしました。奨学金の給与を受けている間だけでなく、そこで築いたつながりがずっと続いていくこともこの財団ならではだなと思います。

この財団は、奨学金をいただくだけではなく、多様な価値観に触れて自分の世界を広げてくれる場所です。応募を考えているみなさんも、ぜひいろいろな人と交流し、自分の世界を広げていってください。きっと大学生活だけでは得られない学びが、自分自身を大きく成長させてくれると思います。
Voice 04ここでしかできない体験が、
大学生活をより豊かにしてくれました。
具敏佑さん(韓国/クーミヌー)
留学生にとって学費や生活費は大きな課題ですので、経済的な支援を受けられることはとてもありがたいことです。私が市原国際奨学財団の奨学金に応募したのは、「給付型」の奨学金であることに魅力を感じたからです。
合格の知らせはメールで届きました。ほかの奨学生に話を聞くと、大学の学生課に封筒が届いて開けるまで結果がわからなかったという方がほとんどですが、私はメールの件名にもう「合格」と書かれていました(笑)。でも、それを見た瞬間、安心してすぐに両親に報告をしました。そして授与式に参加し、多くの奨学生と初めて顔を合わせたとき、「本当にこの財団の一員になれたんだ」という実感が少しずつ湧いてきました。

活動に参加してみて感じたのは、この財団の魅力は奨学金だけではないということです。
最も印象に残っているのは、ここでしかできないような貴重な体験ができることです。定期的に開催される交流会ではみんなで日本のさまざまな地域を訪れますし、うどん打ちやお茶など日本文化を体験できるイベントもあります。日本で生活していても、自分一人ではなかなか経験できないことばかりで、とても新鮮でした。毎回、旅行のような和やかな雰囲気で、ひとつひとつが大切な思い出になっています。
さらに、さまざまな国の留学生や日本人学生と出会えることも大きな魅力です。交流会やイベントのときだけの関係ではなく、気の合う仲間とは個人的に連絡を取り合いながら仲を深めています。私はウズベキスタン出身の友人と仲良くなり、先日は一緒にハラール料理を食べに行きました。ハラール料理とは、イスラム教の戒律において食べることが許された「ハラール(合法)」な食材や調理法で作られた食事のこと。彼の信仰する宗教やウズベキスタンの文化について話を聞くなかで、自分とは違う生活や価値観を知ることができ、自分の世界を大きく広げてくれました。

私は、この財団は「体験」をとても大切にしている財団だと思います。経済的な支援だけではなく、文化に触れ、人と出会い、新しいことに挑戦する機会をたくさん与えてくれます。これから応募を考えているみなさんも、ぜひいろいろな活動に参加してみてください。きっと、ここでしかできない経験や出会いが、大学生活をより充実したものにしてくれると思います。
